塩の輸入貿易のプロに聞くお塩の話
野村事務所さんは、海外の新製品や先端技術を日本に紹介するユニークな貿易商社。
今回は野村事務所さんに、新素材のパイオニアとして注目してきた、工業用で使われるお塩の話を、また、健康ブームで人気急上昇中の「減塩しお」のお話も伺います。「工業用の塩」って、いったいどんな感じに使われているんでしょうね?
今回のインタビューにご協力いただくのは、 株式会社 野村事務所の営業部長 兼 商品開発部長 廣岡さん と、 営業担当 榊さん です。

廣岡さん(写真 右)
株式会社 野村事務所 営業部長 兼 商品開発部長
榊さん(写真 左)
株式会社 野村事務所 営業担当
野村事務所は、海外の新製品や先端技術を日本に紹介するユニークな貿易商社。
今回は野村事務所さんが、新素材のパイオニアとして注目してきた、工業用で使われるお塩の話を、また、健康ブームで人気急上昇中の「減塩しお」のお話も伺います。 「工業用の塩」って、いったいどんな感じに使われているんでしょうね。
- <廣 岡>
- ではまず、簡単に会社紹介から。私たちの会社は、もともと、原油・重油等を輸入販売する商社として始まりました。その後、石油精製用触媒や化成品各種を取り扱うようになり、化成品メーカーであるモートン社と取引を始めることとなりました。モートン社は化成品で有名な会社でしたが、食塩・工業塩業界でも米国内で圧倒的なシェアを持っていたので、1994年より弊社の取扱商品に加え、モートンソルトの総輸入代理店として国内販売を始めました。
- <塩なび>
- まずは「工業用の塩」についてお聞きします。「塩」は重要な位置づけになっているということなのですが、いったいこれはどういうことで、どういったものに使われているのでしょうか?難しすぎて想像ができないんですが・・・
- < 榊 >
- 塩と言うと食べるイメージが強いと思います。でも、実は食用よりも工業用に使われている量の方が、かなり多いんですよ。塩はどんな物に使われているのか?というと、例えばプラスチック。石油製品の代表として私たちの身近にある生活用品に生まれ変わっています。
他にも、身近な物で言えば石鹸もそうです。これは、塩を電気分解して得られる苛性ソーダというもので作ります。また、ガラス・ホーロー製品のうわぐすり(つやつやの部分)も同様に塩から作られるソーダ灰から作られています。。- <塩なび>
- へぇ〜。工業用の塩も実は身近なものだったんですね。なるほど、ホントに見えない部分で塩が活躍してますね〜。プラスチックをなめても全くしょっぱくないので、塩から出来てるなんて想像もできませんでした。
- <廣 岡>
(笑)そうですね・・・。ちなみに当社では、創業150年、アメリカで最大級のお塩のメーカー、モートン社の塩を扱っているのですが、この工業用の塩で凄いものがあるんですよ。- <塩なび>
- といいますと?
- <廣 岡>
- 純度が99.98%なんです。
- <塩なび>
- 99.98%!?
- <廣 岡>
- 塩は塩化ナトリウムが主成分で、他はミネラルなどが含まれています。通常の塩だとその塩化ナトリウムは90%以上なわけですが、このモートン社の塩は、99.98%の純度なんです。
- <塩なび>
- ここまでの純度が、どうして必要なんですか?
- <廣 岡>
- 食用塩はミネラルが豊富なほうが喜ばれますが、工業用途においてはミネラルは不純物として扱われてしまうのです。特に電子機器のメッキに使われる塩は純度が重要視されるので、できるだけ塩化ナトリウムが高く、ミネラル成分が低い塩が好まれます。
また、同じ塩化ナトリウム純度でも残留ミネラル成分の種類によっても“適した用途“と“適していない用途”があります。非常に細かい世界なんです。
考え込んじゃいました?じゃ、話題を簡単にして、ちなみにモートンの塩は某社の塩入り歯磨き粉の中にも使われていますよ。小さく書いてありますので、ぜひ探してみて下さい。
また、高純度塩以外にも直径3cm程のタブレット状になった工業塩も販売しています。硬水を軟水に変えるときや、塩素を使った殺菌に使われています。軟水化用途でしたら家庭用や工業用の軟水器、それに工場のボイラーに。塩素殺菌用途には、プール・銭湯・温泉・水道水・加工食品などに使用されています。 - <塩なび>
- では、食用のお塩について伺いますね。
- < 榊 >
- 先ほど名前が出ましたモートン社は、塩の総合メーカーで150年以上の老舗。もともと食用の塩も扱っているんです。その中で、低ナトリウム塩という塩分(塩化ナトリウム)を半分に減らし、代わりに塩化カリウムを加えた減塩タイプの塩がありますよね。これなら高血圧の人の比率が多い日本人が必要としているに違いない!ということで、モートン社と交渉、輸入することになりました。
- <塩なび>
- ちなみに、いつ頃のお話しですか?
- < 榊 >
- もう、12〜3年前になります。今でこそ、減塩という言葉が多く聞かれるようになり、「低ナトリウム塩」もいろいろな種類が出てきましたが、その当時はこういった商品は日本に全くなく、しかも塩の専売法があったので、塩の輸入にはかなり規制があったんです。
- <塩なび>
- 業界初!それでは、かなりの苦労があったのではないですか?
- < 榊 >
- 当時の担当者から聞いた話でしかないのですが、相当苦労があったようです。 「低ナトリウム塩」が本当に身体にいい塩だよ!と知ってもらい輸入を進めてもらうために、厚生省(現在の厚生労働省)にかけあったそうです。当時アメリカでは、すでに、ドクターが塩分の摂り過ぎに「低ナトリウム塩」が効果的だと勧めていた商品だったのですが、日本では前例がなかったので、許可を得るために奔走したそうです。そして、苦労の末、最終的には2000億円ほど医療費を削減できる効果があるとも言われ、「特別用途食品」として認可されました。
- <塩なび>
- 今はスーパーにも並ぶ「ライトソルト減塩しお」。健康ブームで人気上昇してますよね
- < 榊 >
- ですが、厚生省の許可を得た次には、「低ナトリウム塩が簡単に塩分摂取を制限する目的に使える」ということを多くの方に知ってもらうための苦労が待っていたようです。スーパーの担当さんは、「減塩なのに塩?ってどういうこと??」という反応だったそうです。当時、栄養士さんですらまだよく知らない塩ですから、実際、日本栄養士会でモートンの品質管理ドクターを呼び、栄養士さん向けに講演も行ったそうです。普及への努力が実り、おかげさまで今では、日本でも定着し、「ライトソルト減塩しお」をご好評いただいています。
- <塩なび>
- それでは最後に塩に対する思い等をいただけますでしょうか?
- <廣 岡>
- 私たちは、塩を製造しているわけではないのですが、「安全」で「安心」なお塩を提供できるように、品質にこだわって取り扱っています。お店で見かけるお塩以外でも、ガラスやプラスチック・塩入の歯磨き粉を見たら私たちを思い出していただけると嬉しいですね。
- <塩なび>
- 意外な、でも、すごく身近な塩の存在を新たに知ることができました。今日は楽しいお話をありがとうございました。
☆歴代アンブレラガール全員集合!
モートン社の塩は、雨に降られてもサラサラしているという商品コンセプトから、傘を差した女の子『アンブレラガール』がロゴマークになっています。
モートン社とともに歴史を刻んできたアンブレラガールは、1914年の初代から数え、なんと現在は6代目!
そこで、歴代アンブレラガールの6人全員に、ズラリとせいぞろいしてもらいました!

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電 話 03-3502-1746
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コメント (2)
青森県三沢市にある建設会社、鈴木建設工業(株)の花田と申します。突然のお便りですが、偶然にも御社のホームページを拝見させて頂きメール致しました。実は弊社、健康博覧会2008に、塩の部屋「いやしんす」という商品を出展展示させて頂きました。これは壁、天井に木パネルに塩を付着させ、床には粗粒塩を敷き詰めると言う、いわば全てを塩に包まれた空間というものです。そこで展示会で塩に詳しいお客様がおり、使用しているメキシコ産の天日塩では物が良くないので止めた方が良い。と言われました。当初国内産の塩を探したのですが、コスト面等で結局メキシコ産と致しました。御社は塩の専門会社であると思います。どうか塩について様々情報を提供して頂けないでしょうか。ミネラル・沃素分の豊富なものを探しておりますので、宜しくお願い申し上げます。
投稿者: 鈴木建設工業(株)花田仁 | 2008年04月01日 10:48
花田様
コメントありがとうございます。
申し訳ございませんが、このページの一番下にあります「コンテンツについてのお問い合わせ」からメールを頂けますでしょうか。
宜しくお願い申上げます。
投稿者: 塩なびオカダ | 2008年04月02日 15:21