「食塩の添加物」はお塩を守るボディガード!?
ご家庭の食塩が石のような塊だったら、使いづらくて困ってしまいますよね。でも実は、塩を食用に精製しただけでは、ふだん見慣れているサラサラの状態を保っていることはできません。
今回は、人知れず活躍する「食塩の添加物」に関するまめ知識をお届けします。
塩は意外と寂しがりや?
よく見ると分かるように、塩はたくさんの結晶でできています。この結晶のひとつひとつがバラバラになっているため、塩はサラサラしていられるのです。
ところが、私たち調理する人間にとって、塩には少し困った性質が備わっています。
そのために起こる不都合な結果は、大きく分けて2つ「析出」と「架橋」です。
どちらも聞き慣れない言葉ですが、簡単に説明すると、「析出」は結晶表面に成分の一部だけが滲み出てきてしまうこと、「架橋」は結晶同士がくっついてしまうことを言います。
この2つが起こると、塩の粒はベトベトしますし、角砂糖のようにコロンと固まってしまいます。もちろん、砂のようにサラサラ流れる状態でいられるはずがありません。
塩は思いのほか、群れを作りやすい性質を持っているのです。
このように、塩が塊になってしまうことを「固結」と呼びます。
塩の中の隠れた働き者
そこで活躍するのが、固結防止剤と呼ばれる添加物です。添加物と言うとマイナスイメージを抱く方も多いと思いますが、心配いりません。
ここでは、「にがり(塩化マグネシウム)」のような食品や栄養素としてお馴染みの成分も登場します。
塩の固結を防止する方法(機構)と、その作用を持つ固結防止剤を、表にまとめました。

塩を使いやすいサラサラの状態に保つためには、さまざまな成分が活躍しているのですね。
欧米では、海草類に多く含まれる「ヨウ素」を食塩に添加することもあります。
ヨウ素が不足すると甲状腺腫などの病気にかかるおそれがあり、ヨウ素欠乏症を防ぐためなのですが、海草類をよく食べる日本では、その心配が薄いのでしょう。
しかも、今のところヨウ素は食品添加物と認められていないので、日本国内で生産・販売される食塩に添加することも、添加された食塩を輸入することもできません。
欧米へ訪れたときに、「ヨウ素入り食用塩」を探してみてはいかがですか?








コメント (4)
購入した天然塩がべた付いていたので、フライパンで焼き塩状態にして使用しました。しばらくはサラサラの状態でしたが、元のべた付いた塩に戻りました。家庭で上手くサラサラの状態を保つよう加工できませんか?
投稿者: 大堀 辰久 | 2006年03月29日 12:52
書き込みありがとうございます!
塩は空気中の水分を吸収しやすいものなので、
そのままではやはりしっとりしてきます。
加工は難しいのですが、方法としては・・・
1.密封された容器に入れる。
2.定期的にフライパンで煎る。
3.おせんべいが入っている袋とかについている乾燥 剤を塩と一緒に密封された容器に入れる。
などです。
一度お試し下さいませ!
投稿者: 塩なび | 2006年03月31日 10:27
「MOTHIA」の岩塩(箱)を頂いて、開封し使用しておりましたが、いつの間にか固結してしまいました。
今は、使う分だけフォークでガリガリと崩して使っていますが、量が正確に取れないず効率が悪いし、力は要るし、と困っています。
一度、固結してしまった塩をまた粉末状態にもどす方法があったら教えていただけますか。
投稿者: 岩塩主婦 | 2007年03月15日 09:38
岩塩主婦様
コメントありがとうございます。
返信が遅くなり、大変申し訳ございません!
固結してしまった岩塩ですが、やはり一度砕くしかないようです。
袋に入れてタオルなどを巻き、かなづちで全部砕いた後フライパンで煎って頂くと、粉末状態に戻るかと思います。
箱ではなく、密封できる容器で保管して頂くことをオススメします。
投稿者: 塩なび | 2007年05月15日 09:33